社長の伊豫田です。外構工事は新築時に計画される方が大半になりました。住宅建築先が確定した時点で相談を受ける事も珍しくはなく弊社も住宅着工スケジュールに併せてお客様と打ち合わせを重ね、住宅引き渡しの時点で外構工事着工という流れで進めています。
ただ最近築10年以上経過されたお客様のお問い合わせが急増しています。モデルケースですが昨日お越し頂いたお客様の相談は以下の内容でした。(相談主にこの掲載の承諾はとっています)
10年前に分譲住宅を購入されました。アプローチ及び駐車場の一部は、コンクリート下地に天然石を樹脂で接着した仕上げになっています。この工法は15年程前からあり仕上がりが綺麗でコストパフォーマンスにも優れていたため採用率が高い商品でした。
駐車スペースにも使えるというふれこみでしたが、所々化粧砂利がはがれ下地コンクリートの部分が露出してしまいました。
景観を損ねてしまっているのでリフォームをしたいという相談内容です。たびたび受けるご相談ですが対策は2通りです。
1つは剥がれた箇所を同じ素材と樹脂接着剤を混ぜ合わせ補修する方法です。1ロットが1.5㎡分の商品なので材料のロスを考えると剥がれた廻りの化粧砂利も一度金ヘラで削ぎ落としてます。十分コンクリート下地を乾燥させた後にプライマーを塗ってから仕上げていきます。
もう一つは素材を変えてしまう方法です。コンクリート下地を生かすにはタイル等の厚みない素材がいいでしょう。削ぎおとした後変えた素材を貼っていきます。実際は既存砂利の塗り厚さとタイル等の厚みが若干異なりますが対応は可能です。(詳細は省略いたします)
お客様は後者を選びました。この後現地確認調査をしてから具体的な工法の説明見積金額の確認のため弊社にお越し頂く段取りになっています。
お住まいになり年数がたつにつれ、リフォームは家の中だけでなくお庭や外廻りも考えるでしょう。ただ外廻りのリフォームいわゆるリフォーム外構を全面に打ち出すお店はほとんどないのが現状です。リフォームショップはほとんどが住宅の設備や外壁塗装など家に付随する内容が大半です。
弊社は新築外構と同じようにリフォーム外構にも力を入れて取り組んでいます。今年で私もこの業界で働き30年になり手前味噌になりますが経験値は積んでいます。どんな困り事でも相談いただければと思い今回はこのような内容の投稿にしました。
投稿者プロフィール
- 1966年生まれ。
豊川市立西部中学校、時習館高校卒業後、千葉大学へ。
卒業後は証券会社で金融業務を経験後エクステリア業へ転身。
2004年、先代から業務を受け継ぎ法人化、外回りをメインとする住生活空間のトータルプロデューサーとしてお客様に喜ばれる店づくりを目指す。
一級エクステリアプランナー 二級建築士
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