社長の伊豫田です。今朝素晴らしいニュースが飛び込んできました。ついに将棋ファンの悲願が叶いました。いつもは現場レポートもしくはエクステリアの情報を発信している日記ですが、今日は趣味の話になります。長文になりますがお許し下さい。
私が通っている名古屋栄の将棋道場です。毎週水曜日午前10時よりトーナメント戦が行われています。月に1~2回の休みを利用して参加しています。
トーナメントですが必ず5局は指せるシステムです。写真にあるように対局時計を使います。
平日という事もあり参加者の大半は仕事をリタイアした60歳以上のシニア層です。みんな将棋が大好きな人達です。
羽生さんが永世七冠になった翌日私も参加しました。過去最高の28人が集まりました。当然話のネタは羽生さんの話です。誰かが「国民栄誉賞とれるかな」と言ったのに対して「将棋のジャンルでは無理でしょう…でも30年以上圧倒的なトッププレイヤーでいるのだからとって欲しいよね」と返しました。もし受賞すれば将棋の素晴らしさを国が認める事になるからです。
私がルールを覚えて将棋を趣味にしたのが9才の時です。専門雑誌を買って真剣に勉強しました。ただまわりに将棋を指す人がほとんどいませんでした。一度小学生の大会に出たくて親に連れていって貰えるよう(東京の大会でした)頼んだのですが願いはかないませんでした。
年月は流れこの業界で仕事をするようになりました。あるときお客様の一人が将棋の指導をしている事がわかりました。本格的な将棋盤と駒で一局教えてもらいまた将棋熱が蘇りました。ある日週間ポストの企画でプロの森内先生を呼んで駒落ち指導をして貰える事になり支部代表として師匠(先程の方です)が私を推薦してくれ対局する事になりました。16年前の事です。
プロの先生に教えて貰いかつ対局の様子が雑誌に掲載され対局場所は蒲郡竹島ホテルという信じられない環境で将棋を指すという事態です。スケジュールが決まってから仕事どころではありませんでした。師匠の家に毎日通い2枚落ち(飛車角抜きのハンデ戦です)の定跡を勉強してほぼ万全の体制で臨みました。たださすがにA級の先生と勝負になるとは思えませんでした。
当日は緊張して指が震えました。初期配置のため駒を並べるのですがうまく並べる事ができませんでした。見かねた観戦記者の湯川さんが私をフォローしてくれたのを覚えています。結果は私の勝利に終わりました。信じられませんでした。本当にノーミスで突っ走れました。当然指導対局であり森内先生はガチではなかったはずです。でも一生の思い出ができました。
自分が社長になり仕事に追われ休みを上手にとれない環境が続いていましたが、水曜トーナメントの存在を2年前に知り名古屋に通うようになりました。仕事を忘れて好きなことに没頭できる最高のステージです。また藤井聡太というスーパースターも誕生して将棋界も大きな変貌を遂げました。将棋が趣味と胸を張って言えるようになりました。
繰り返しになりますが、羽生先生の国民栄誉賞受賞はまさに将棋界の悲願です。これからもこの趣味と上手につきあってさらに棋力を向上されていければと思っています。
投稿者プロフィール
- 1966年生まれ。
豊川市立西部中学校、時習館高校卒業後、千葉大学へ。
卒業後は証券会社で金融業務を経験後エクステリア業へ転身。
2004年、先代から業務を受け継ぎ法人化、外回りをメインとする住生活空間のトータルプロデューサーとしてお客様に喜ばれる店づくりを目指す。
一級エクステリアプランナー 二級建築士
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